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【 テニスコラム 】
全豪オープン前半戦を振り返って[日本選手編]
杉山愛オリジナルコラム
2012年1月27日
テニスコラム
成長の目立つ錦織選手。トップ選手らしいプレーを見せています
前半戦のトピックスといえば、なんと言っても錦織圭選手ですね。本当に強くなったなという印象です。
今回はグランドスラムで初めてシードがつきましたが、気負いもなく、1回戦はいい滑り出しでした。2回戦は少し硬さもあるように見えました。崩れてもおかしくない試合でしたが、しっかりと気持ちを立て直し、自分のやるべきことに徹して巻き返しました。試合の中で流れを変えられるというのが、彼の成長したところですね。3回戦のジュリアン・ベネトー選手もガッツのある粘り強い選手ですが、ここというところでの攻撃力は錦織選手が上回っていました。本当に実力がついているんだなと感じます。
以前の錦織選手は"攻撃して攻撃して"というテニスでした。見ていて「ここからこんなことをするんだ!」という驚きがありましたが、その半面、少し危なっかしいところがありました。でも今は、意外性を残しながらも、トップ選手らしいプレーといったらいいのか、取れるところをしっかり取るテニスに変わってきています。
その点で大きな成長が見られるのと、あとは体格ですね。オフシーズンに体幹トレーニングをかなりこなしたとのことですが、それがテニスに表れています。体勢がカチッと安定していて、一方で腕の振りはすごくしなやかで、さらに速くなっています。体幹が強いからこそスウィングスピードが出てくるんですね。そこから打ち出すショットはよりダイナミックになって、しかも安定感を増しています。
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