マンチェスター勢のCL敗退はイングランド衰退の予兆なのか?
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イングランド勢の敗退は衰退の予兆なのか
イングランドのクラブはこれまで、ヨーロッパの舞台において押しも押されもせぬ地位を築いていた。チャンピオンズリーグ(以下CL)でリヴァプールが5回、マンチェスター・ユナイテッドが3回優勝しているだけでなく、近年の大会を振り返ると、過去7シーズンで延べ7チームが決勝に駒を進めている。この結果だけを見ても、近年のイングランドはヨーロッパの盟主の名をほしいままにしてきたと言える。
そのせいか、少しでも結果を残せなくなると途端にパニックに陥り、危機が叫ばれる。今がまさにその状況だ。今シーズンのCLでは、まずマンチェスター・シティーのグループリーグ敗退が決まった。そして、過去4シーズンで3度の決勝進出を果たしているユナイテッドまでもが、ライバルの後を追うようにまさかの敗退を喫してしまった。また、ヨーロッパリーグ(以下EL)ではトッテナム、バーミンガム、フルアムがそろってグループリーグ敗退。イングランド勢がここまで一気にヨーロッパの大会から姿を消してしまうのは、非常に珍しいことだ。
この状況を受けて、メディアは例のごとく過剰に反応し、批判を繰り返している。ある新聞には「至高のプレミアリーグにピリオド」という大げさな見出しまで躍っていた。では、果たしてプレミアリーグのレベルは本当に下降線をたどっているのだろうか。
現在、世界最高峰のリーグと言われているのはスペインのリーガ・エスパニョーラだ。中でもバルセロナとレアル・マドリーのレベルは突出しており、他の18チームとの実力差は開く一方。ユナイテッドやシティー、チェルシーなど5、6チームが拮抗したレベルにあるプレミアとはやや様相を異にしている。
2チームの実力が抜きん出ている理由の一つに、イングランドとスペインとではテレビ放映から利益を得る方法が異なっている点が挙げられる。イングランドではプレミアのクラブ全体がテレビ局と交渉して放映権料を決め、収益は20クラブで均等に分配される。対してスペインでは、バルサやR・マドリーが独自にテレビ局と交渉するため、他のクラブと比べて莫大な額の放映権料を懐に収め、更なる補強に投資することができる。リーグ全体のことを考えると、イングランドスタイルこそが健全なのだろうが、バルサとR・マドリーの圧倒的強さを目の当たりにすると、何が正解なのか分からなくなってしまう。
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